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明延の展示に、桜石と空晶石のコーナーを作っている。これらの石は、粘土質岩が熱変成を受けて生成された鉱物である事は、常識と言うか定説である。しかし、鉱物だとすると、たくさんの疑問があるのも事実である。僕が、このコーナーを作る以上は、この疑問を解決することにある。綺麗な桜石や空晶石をたくさん並べただけの展示では、どこにでも在るし、そんな展示には意味は無い。少しずつ紹介して行こうと思う。 #
by sakuraishi_museum
| 2019-08-03 23:12
| 桜石? 空晶石?
昭和雲根志の表紙に記されているイラストは桜石の断面だ。 桜石のいわれ等は、僕には全く興味の無い事で、知りたい方は、この本を読まれると良い。僕の興味は、ただ、その成因のみにある。しかし、この本では、鉱物結晶である事には、微塵も疑いが無い様である。 記事内容を読むと、明治23年、菊池安博士が、栃木県渡良瀬川の菫青石に付いて研究した。その要点を日本鉱物誌第二版(大正5年)からひいてみると、「透入三連晶をなし」「その境に黒色包裹物を包有し」等とある。また、桜天満宮の桜石は「斑状変晶」とある。これらの事を、よくよく考えてみると、桜石の様な構造が透入三連晶と言えるかどうか、その結晶内に黒色包裹物を包有するのは、結晶として説明できるのか、また、それを理解されているのか、「斑状変晶」と言う言葉まで書かれている。これで、本当に鉱物と決めてしまっても良いのか疑問があるだろう。 また、もう一つ、大きな疑問は、熱変成を受けただけで粘板岩中において、このような結晶が生成できるかと言う問題だ。この事に付いては、「不思議な現象」と言われているが、その回答は無い。僕が調べた所、葉理は桜石を避ける様に入っているので、堆積時から、桜石が存在していた考えるしかないのである。よって、未熱変成時は潜在化していた化石が、熱変成を受けて顕在化したと考える。どちらにしても、透入三連晶しかない鉱物は、他にあるのだろうか。単晶の桜石を、是非見たいものだ。 僕は、この様に生物化石説と考えている訳だけど、それがどんな生物なのか、今のところ、全く見当も付かない。しかし、鉱物としか考えられないと言う現象もある。大文字山の桜石を薄片にして、偏光顕微鏡で見たところ、光学的に、まさしく「透入三連晶」だった。でも、これだけを採って、鉱物だと決め付ける事も出来ないと思う。鉱物とは、規則正しい物で、一つでも否定材料があれば、やはり、否定するしかないだろう。 桜石は、科学的に考えると、最も、不思議な、奇石中の奇石ではないかと思う。 ****************************************** #
by sakuraishi_museum
| 2018-05-25 15:31
| 桜石
何の化石かな? の石の全体像です。 今日は、その2として、これを取り上げてみました。 さて、鉱物結晶でしょうか、それとも、何らかの生物化石でしょうか? ********************************************* #
by sakuraishi_museum
| 2018-05-04 22:28
| 京都府 南部
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by sakuraishi_museum
| 2018-05-03 23:41
| 京都府 南部
面白い産状の桜石を見つけました。葉理を跨いで、桜石が存在していました。普通は、こんな現象は、滅多に無いのですが。 その部分を拡大してみました。 最近、やっとの事で、ホルンフェルスの生成過程が理解できました。このホルンフェルス中に、この様な結晶が生成する事は、全く不可能な事も理解しました。元々、ホルンフェルスの構成粒子の砂粒が溶融してもいない、しかも押しのけた形跡も無いのに、この様な結晶が出来るのか不明と言われてました。その上、鉱物結晶としては説明の付かない形だとも言われてます。なんか、徐々に、僕の化石説に近づいて来ている様な気がしますが、まだ、なかなかそこまでは来てない様です。なんせ、固い石の事ですから、皆さん、石頭です。僕みたいなド素人の言う事よりも、権威ある学者さんの言う事を信じていた方が賢明でしょうね。その通りですが。 ********************************************** #
by sakuraishi_museum
| 2017-12-22 21:45
| 京都府 南部
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